うつ病は、気分障害の一つです。一日中気分が落ち込む、何をしても楽しめない、気力が湧かないといった精神症状や、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、100人に約6人がかかる病気です。また、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。女性では、ライフステージに応じて、妊娠や出産、更年期と関連の深いうつ状態やうつ病などに注意が必要となります。
今のところ発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。うつ病の背景には、精神的ストレスや身体的ストレスなどが指摘されることが多いですが、辛い体験や悲しい出来事のみならず、結婚や進学、就職、引越しなどといった嬉しい出来事や環境の変化後にも発症することがあります。
気分が落ち込むような明らかな原因が思い当たらないことも多く、原因と思われる問題を解決しても回復せず、日常の生活に大きな支障が生じることがあります。うつ状態では、物事の捉え方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまうこともあります。そして普段なら乗り越えられる問題も、実際よりもつらく感じてしまうという悪循環が起きます。重症になると「死んでしまいたい」など希死念慮が現れることもあります。うつ病かなと思ったら、早めに専門家に相談することが大切です。
うつ病の治療には、薬物などの医薬品による治療と、専門家との対話を通して進める精神・心理療法や認知行動療法があります。また、散歩などの軽い有酸素運動などの運動療法がうつ症状を軽減させることが知られています。
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