不眠症(睡眠障害)

②不眠症(睡眠障害)

寝付いても途中で目が覚める、朝早くに目覚めてしまい再度寝付けない。3~5割程度の人が、これらの症状を一時的に経験し、おおよそ1割の人が慢性的な不眠で悩むと言われています。また、不眠の悩みは男性より女性の方が多いと言われています。

不眠で悩む人の割合は、加齢に伴って増加します。また不眠症状の多くはストレスに伴い出現します。

不眠症状が週3日以上、3ヶ月以上持続する場合、治療が必要な不眠症の可能性があり、不眠症は単独で生じる場合もあれば、精神疾患や身体疾患に伴い生じる場合もあります。

不眠の出現に関わるストレスフルな出来事が続く場合、不眠は慢性化しやすくなります。眠れないこと自体への恐怖心から、眠ろうと努力すればするほど、不眠はかえって悪化する傾向があります。

不眠症状が慢性化すると朝起きた際の休養が取れた感覚が薄れ、日中の極端な眠気、活力や気分の低下、仕事の効率の低下、生活の質の低下など、様々な日中の困りごとが生じる様になります。不眠症状とこれらの日中症状が加わると、治療が必要な不眠症と判断されます。

不眠症の治療は、不適切な睡眠習慣を見直すことから始まります。うまく寝つけない場合には、いったん寝床を離れ、眠気が再度訪れたら寝床に入り直すのも効果的です。眠れないのに無理に寝床で過ごすと眠れない場所として脳が学習してしまう場合もあるからです。

また、眠りが不十分でも決まった時間に起きることで、体を休めようとする欲求が高まり、眠りが促されます。

それでも不眠が解消されない場合は医療に頼ることも重要であり、多く用いられている治療法が睡眠薬による治療です。睡眠薬には脳の抑制系の働きを促すもの、脳内の睡眠ホルモンの作用を助けるもの、脳の覚醒系の働きを抑えるものなど様々あります。睡眠薬を使用する際には、主治医の指示に従い、決められた使用法・使用量を守ることが重要です。

また欧米では非薬物療法が推奨されていますが、わが国では医療保険が適用されず、治療を提供できる医療施設も多くありません。

コネクトメンタル相談室では睡眠に関しても相談・カウンセリングを実施していますのでお困りの方がいましたら是非ご相談ください。

ご相談いただいた上で、閉塞性睡眠時無呼吸やレム睡眠行動障害などが疑われる場合は医療機関への受診をお勧めさせていただくこともあります。

少しでも思い当れば一人で悩まずに、当相談室に気軽にご相談ご要望ください。ご自身の人生を少しでも心を豊かに歩んでいただけるようにサポートできれば幸いです。あたたかく応対させて頂きます。

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